二枚爪

二枚爪は何故起こる?その原因と二枚爪の補修・治し方

二枚爪とは

爪は上から背爪、中爪、腹爪の3つの層に分かれて構成されています。この層のうち1つが剥がれてしまうことで、爪が二つに分かれ、二枚爪が起こります。主に先端部分に起こるもので、二枚爪になると爪が薄くなり強度が落ちてしまいます。放置しておくと爪が割れてしまったり、健康な爪の育成を阻害してしまいます。

二枚爪の原因

二枚爪の原因は様々な事が考えられます。外的要因としては、乾燥、爪への衝撃、内的要因としては栄養不足、血行不良、加齢、病気があげられます。

外的要因

乾燥

乾燥は、爪に含まれている水分が蒸発することで爪が弱くなり、層がはがれやすくなることでおこります。通常の爪は10〜15%ほどの水分を含んでいますが、これ以下になると爪は乾燥状態となり、二枚爪が起こりやすくなります。

爪への衝撃

爪への衝撃は、爪に外部から強い力をかけることで起こります。単純に、物に触れるだけでも爪は衝撃を受け、ダメージを蓄積していきます。気が付かないうちに起こっているもので、日常生活の中に多く潜んでいる原因です。特に、爪切りの使用は瞬間的に爪へ大きな衝撃を与え、二枚爪を引き起こしやすい行動です。

内的要因

栄養不足

栄養不足による二枚爪は、爪を構成する栄養素が不足することで健康な爪が作られなくなり、もろく剥がれやすい爪になることで起こります。爪は毎日新しく作られていますが、作りだすための原材料となる栄養素が不足すると、弱い爪しか作れなくなり、二枚爪が起こりやすくなります。

血行不良

栄養素を運ぶための血行も重要です。爪作りに必要な栄養素は血管を通り、血液に乗って運ばれてきます。しかし、血行不良が起こることにより爪に栄養素が行き届きにくくなり、健康で強い爪が生えにくくなります。

また、血管は体の先端にいくほど細くなり血行不良が起こりやすくなるので、細い血管が集まっている指先は血行不良になりやすい部位と言えます。特に女性は体が冷えやすく血行不良が起こりやすいので、二枚爪になりやすい方は多いと思われます。

加齢

加齢による二枚爪は、体内の様々な器官の衰えにより起こります。先述の血行不良や乾燥は加齢により起こりやすくなり、必然的に二枚爪ができやすい状態となってしまうのです。また、加齢による衰えは代謝能力を低下させ、新しい爪ができにくくなります。二枚爪のない綺麗な爪を作り出すのにも時間がかかってしまいます。

病気

上記の原因に当てはまらない場合は、何らかの病気が疑われます。病気の症状の一つに二枚爪が出ている恐れがあるので、気になる方はすぐに病院で検査を受けるようにしましょう。

二枚爪ができた時の爪の補修と整え方

二枚爪ができてしまった場合、その部分を整えて応急処置をしましょう。放置しておくと洋服などに引っかかり、二枚爪が酷くなってしまうことがあります。 爪切りを使って爪を整える場合、切る前に爪をぬるま湯に浸し、爪を柔らかくしておきましょう。爪切りの使用は爪に大きなダメージを与えてしまいますが、爪を柔らかくしておくことである程度ダメージを軽減することができます。

爪にダメージを与えない方法としてオススメなのがやすりです。爪を削り、細かく整えることができます。やすりを使う場合は、爪に対して一定方向に使いましょう。往復させると爪にダメージを与えてしまいます。やすりは、横から見たときに爪に対して45度の位置で使うと、上手く削ることができます。強い力で削ると爪にダメージを与えてしまうので、優しく力加減をしてやすりで爪を削りましょう。

足の二枚爪

二枚爪は手だけでなく、足にも起こります。足の二枚爪も手と同じく、乾燥や栄養不足、血行不良といった原因があげられます。しかし、足の二枚爪は、手の二枚爪には見られない原因で起こることもあります。それが、爪水虫です。

爪水虫とは、文字通り爪にできる水虫のことで、水虫と同様に白癬菌(はくせんきん)に感染、繁殖することで起こります。これが爪の中に入り込むことで、二枚爪や爪の変色、変形などのトラブルを引き起こします。通常の水虫とは異なり痛みやかゆみがないので、気が付かないうちに感染していることが多いです。また、性別や年齢を問わない感染力の高さが特徴です。爪水虫の二枚爪は、爪が薄くなる手の二枚爪とは異なり、爪の中に菌が繁殖するため爪が分厚くなります。 足の二枚爪が乾燥や栄養不足などであればセルフケアができますが、爪水虫の場合は放置しておくと症状が悪化してしまいます。足の二枚爪は爪の変色や変形が起こったら、すぐに病院へ行き適切な治療を受けましょう。

爪が薄い場合と厚い場合の二枚爪

二枚爪になると爪が薄くなりもろくなります。しかし、先述のとおり爪は3つの層で構成されており、このうちいずれかの層が分かれることにより起こります。分かれる層によっては、二枚爪が起こってもそこまで爪が薄くならない場合と、極端に爪が薄くなる場合があります。

爪が薄い場合の二枚爪は、外部からの衝撃に弱い状態です。放置しておくと爪が割れたり避ける可能性があるので、やすりや爪切りを使って二枚爪ができた部分をすぐに整えましょう。

爪が厚い場合の二枚爪は、大きな衝撃が加わらない限り爪が割れる心配はほとんどありません。爪を整えるのではなく、保湿ケアや栄養素の補給など、二枚爪を治すケアを優先して行いましょう。

二枚爪の治し方

保湿

二枚爪を治すために一番重要なのが保湿です。爪先は露出していることが多く、空気に触れて乾燥しやすい部分です。また、物に触れることで爪の水分が奪われてしまいます。乾燥した爪は保湿でしっかりとケアをしましょう。爪の保湿は普段使っているハンドクリームやネイルオイルを使いましょう。

栄養補給

体の内側から二枚爪を治す場合、強い爪を作るための栄養素の摂取が効果的です。爪に効果的な栄養素としてあげられるのが、たんぱく質、ビタミンB群、ケイ素、亜鉛です。たんぱく質は肉や魚介類、大豆といった食品に多く見られます。ビタミンB群はたんぱく質と同様に、肉類や魚介類に多く含まれており、大豆食品である納豆も豊富なビタミンB群を含有しています。ケイ素は、麦やきびといった穀物類に多く含まれている成分で、身近な食品ではじゃが芋にも含まれています。亜鉛は牡蠣を代表として、手に入りやすい食品では卵に含まれている成分です。これらの成分の摂取は、体の内側から強い爪を作り、爪を自然に補強することができます。外側からのケアと同時に行っていくと更に効果が期待できます。

日常の心がけ

また、二枚爪にならないために、日常の心がけも大事です。特に水仕事は乾燥してしまう原因になります。水仕事の時は手袋をするといった工夫も効果的です。

二枚爪に効く美容液

美容液というとスキンケアに使うイメージがありますが、爪先専用の美容液も販売されています。爪の健康と美容を考えて作られた専用の美容液なので、高い効果が期待できます。二枚爪に効果的な美容液を選ぶのであれば、コラーゲンなどの保湿成分、外部ダメージから爪を保護するスギナエキスといった有効成分が配合されているものを選びましょう。

二枚爪に効くサプリメント・薬

二枚爪をサプリメントや薬を使い体の内側から治す場合、健康的な爪を作り出す有効成分が配合されているものを選びましょう。 まず必要なのがたんぱく質です。たんぱく質は爪の主成分で、爪を作り出す原材料になります。たんぱく質の中でも、食品由来の良質なものを使用している商品を選びましょう。 爪の再生を促すビタミンB群も重要です。タンパク質と一緒に摂取し、二枚爪が起こりにくい強い爪を作りましょう。 その他には、爪先に栄養素を送り込むための血行促進をしながら爪を作り出すサポートもするケイ素、新しい爪を作る新陳代謝能力をアップさせる亜鉛といった成分が効果的です。 まずは普段の食生活でこれらの成分を摂取し、足りない分をサプリメントや薬で補うようにしましょう。

治療する

深刻な二枚爪や病気が原因の二枚爪は、病院で治療を受けましょう。まずは皮膚科へ行き、二枚爪の原因を調べます。他の病気による症状の一つの場合、別の科で適切な治療を受け、根本の原因である病気を治しましょう。

二枚爪が痛い場合

二枚爪が起こっている場所に痛みを感じる場合、まずは爪に負担をかけないことを一番に考えましょう。外部からのダメージにより、痛みが大きくなる恐れがあります。痛みを感じる部分に絆創膏や医療用の薄いテープを巻き、爪を固定することで痛みを軽減させることができます。洗い物などの水仕事をする場合、手袋を着けて爪を外部ダメージから守りましょう

痛みが酷い場合や長く続く場合、爪に何らかの異常が起こっている可能性があります。この場合、放置しておくと症状が悪化し、痛みが増したり爪の変形や変色といった事態を引き起こすので、すぐに病院へ行き適切な診断と治療を受けるようにしましょう。

よくある二枚爪の質問

二枚爪でもジェルネイルやネイルをしてもいい?

二枚爪の原因に、ジェルネイルやネイルのしすぎによる爪の弱体化があげられます。ジェルネイルやネイルに含まれている添加物は爪にダメージを与え、弱い爪を作り出してしまいます。特に、ジェルネイルは長期間爪の表面を覆うので、爪にかかる負担も必然的に大きくなります。また、ネイルを落とす時に使うリムーバーは、ネイルを落とすだけでなく爪に含まれている水分も奪ってしまうため、爪が一気に乾燥してしまい二枚爪が起こりやすい状態となってしまいます。

ただし、二枚爪の進行を抑制するためにジェルネイルで補強する、という応急処置方法もあります。合成樹脂のジェルネイルはネイルより強力で、少しのダメージであれば剥がれることもなく爪に接着することができます。ジェルネイルは、爪を保護する目的と考えれば効果的な方法といえます。

二枚爪は病院で治療できるか

二枚爪が深刻な場合や痛みを伴う場合などは、病院でも見てくれるので、我慢せず行きましょう。放置しておくと痛みが増したり、爪が変形する恐れがあります。二枚爪で診察を受ける場合は、まずは皮膚科へ行きましょう。

二枚爪は病気の予兆なのか

二枚爪は、場合によっては病気の予兆ということもあります。単に爪の乾燥や爪へのダメージによるものであるケースもありますが、中には病気の症状の一つで二枚爪が起こるということもあります。爪は健康のパラメーターとも呼ばれており、体の調子が悪いと二枚爪が起こりやすくなります。なんだか体の調子がおかしいなと感じたら、すぐに病院で診察を受けるようにしましょう。

二枚爪は遺伝するのか

二枚爪は遺伝すると言われています。両親の爪が弱い場合、子供にも遺伝する可能性があります。弱い爪は二枚爪が起こりやすいので、遺伝によるものも多いと言えます。ただし、遺伝したからといって、必ずしも二枚爪が起こるというわけではありません。しっかりとした食生活、生活習慣、爪のケアを行えば、二枚爪は予防することができます。逆に遺伝していない場合でも、爪の栄養不足やケア不足になれば、二枚爪が起こってしまいます。二枚爪は遺伝が全ての原因ではなく、その人の生活環境によるもので大きく左右されるもの、と考えておきましょう。

オイルや馬油で二枚爪対策ができるか

オイルや馬油で二枚爪対策は効果的です。二枚爪の多くの原因を占めるのが乾燥によるものです。肌と違い、爪の乾燥は気が付かないうちに起こっていることがほとんどで、二枚爪になって初めて爪の乾燥に気付いた、というケースも珍しくありません。このような爪の乾燥には保湿が必要ですが、オイルや馬油を使ったケアは保湿効果が高く、二枚爪対策には効果が期待できます。オイルは馴染みやすい植物性のもので、余計な添加物や香料が含まれていないもの選びましょう。馬油は、昔から親しまれてきた皮膚用の民間薬で、爪の保湿にも使うことができます。ただし、馬油は動物性で、中々馴染みにくいという性質を持っています。使用後はべたつきがしばらく残りますが、馬湯は皮膚の保湿にも効果的で、二枚爪対策だけでなく指先のスキンケアにも使えるので、一石二鳥のケア用品です。特に爪が気になるのであれば、やはり爪専用の美容液を使うか、併用するのもより爪の修復につながりますね。